
海外にいると急な腹痛、風邪などに襲われることもあります。
でも海外の薬なんて、どれを使っていいのか全く分かりませんよね。。。
タイには日本のツルミ薬局やマツモトキヨシもありますが、化粧品ばっかりで医薬品が手に入りません。
私も主人(タイ人)が教えてくれなかったら、どの薬がいいのかさっぱりでした。
なので、今回は私が主に使っている市販薬を中心に紹介します。
※あくまで私の服用している薬なので、ご自身に合ったお薬を見つける際は、医師や薬剤師に相談して購入することをお勧めします。
市販で買える風邪薬
発熱、痛みどめ

赤の箱に入っている『TYLENOL 500』と白の箱に入っている『Sara』。この2つはタイ人もよく使う一般的な鎮痛剤です。
タイでは日本のようにロキソニンやイブプロフェンはほぼなく、パラセタモールが一般的で、この2つはどちらもパラセタモールです。
私はよほどひどい頭痛でない限り、1錠だけ服用しています。
TYLENOL 500 ー <鎮痛剤> 大人(13歳以上)1回1~2錠、子ども(6~12歳)1回1/2~1錠を4~6時間服用。1日4錠まで。 細長い楕円形の錠剤です。
Sara ー <鎮痛剤> 大人(12歳以上)1回1~2錠を3、4回服用し、1日8錠まで。 細長い楕円形の薬です。丸い白い形の錠剤です。

こちらは『Ponstan 500』という鎮痛剤ですが、絵を見れば分かるように、女性の生理痛によく効きます。こちらはアスピリン(NSAIDs)です。
Ponstan 500 ー <鎮痛剤> 大人1回1錠 食後すぐに服用。1日3回まで。 黄色い楕円形の薬ですが、日本人には少し大きく飲みにくいです。
私は生理痛のひどい時にだけこちらを1錠服用しています。
薬剤師からしか購入は出来ません。効果が強いので、空腹時の服用は避けてくださいと指摘されました。

日本でもお馴染みの冷えピタ。こちらでは『Kool Fever』と呼ばれています。
大人用と子供用の大きさがあり、私は発熱以外にも、頭痛のひどい時や暑い時に利用しています。
喉の痛み
喉の痛みには喉飴やシロップなど様々ありますが、1番お勧めしたいのはこちら!!↓

カモミールの抽出液から作られている『Kamillosan M』です。天然成分から作られているのでハーブのような匂いがします。
ただ、スプレーの味は、イソジンうがい薬を直接のどに吹きかけられるような味がします。美味しいとは言えませんが、効果は抜群で、咳のひどい時や喉の炎症で痛い時にすごく助かっています!
Kamillosan M ー <喉スプレー> 1回2プッシュ、1日3回。患部に直接スプレー。食後の方が効果的。
今処方の仕方を調べて知ったんですが、私1日20回以上使ってました。。笑
夜中に咳して起きる時にも常に枕元に置いてプッシュしてます。。

こちらは喉飴。『MYBASIN Lozenges』というのど飴のミント味。一時的な緩和と喉を潤す意味ではとてもいいです。
ミント味でスッキリしているので、苦手な人も少ないと思います。お菓子感覚に近いです。

最近主人が買ってきて良かったのはこちら『Difflam』というのど飴。
オレンジ+ビタミンC 味と ハニーレモン の味があります。日本ののど飴に近い味です。


インパクトの強いこちらは『Takabb Cough Pill』と呼ばれる咳止めの薬です。
ムカデのパッケージの方はオリジナルで、黒い正露丸のような物が入っています。(ムカデは入っていません)
正露丸より一回り小さいですが、匂いも独特です。
もう1つは同じ種類の梅味。ただ、同じく黒い正露丸のような物体に少し味付けとしてコーティングされているだけです。匂いも一緒。
ピルなので飲んでしまいがちですが、タイ人に言われて私は1粒口で溶かして舐めていました。即効性がいいです!!
ただ匂いがキツイのと、舐め終わった後に舌が茶色になってしまうので、最近は服用していません。

『Vicks VapoRub』は中身が透明の塗り薬です。
咳をしすぎて胸や呼吸が苦しい時、特に夜寝る前に胸や背中、のどに塗布します。
湿布を塗った時のようなクール感があり、呼吸がスーと楽になります。ミントのような匂いがします。
鼻水
鼻水のお薬は基本的に医師や薬剤師を通してでないと買えないのですが、1番よく使うのはこれです。

『Zyrtec』という小さい錠剤です。米2粒を合わせた程度の小さい錠剤ですが効果は強いです。
眠くなってしまうので、就寝前に服用することをお勧めされています。
Zyrtec ー <鼻水>1回1錠を就寝前。妊娠・授乳中の人は服用を控えること。

鼻には『YADOM』!ですね!もう万能すぎて、中毒性の高いものです。いい意味でw
よくタイ人はこれを鼻に突っ込んだままいますが、気持ちが分かります。スッキリするので、やめられないんですよね!
中毒性が高いと言いましたが天然成分しかないので、全然危なくありません。
メンソールのような清涼感たっぷりの匂いです。


キャップを開けるとこんな感じ。鼻で匂いを吸う通常の使い方と、液体を直接塗る使い方があります。
ヤードムの万能性ある使い方はこちら↓
- 鼻づまり: スーと吸い込むだけ
- 眠気覚まし・気分転換: スーと吸い込むだけ
- 頭痛: こめかみに液体をチョンとつける
- 虫刺され: 患部に液体をぬる
- 乗り物酔い: 液体を耳の後ろやヘソの周りに塗る
などなど、鼻水に限らず何にでも使えるので、私はどこに行くにもポーチに入れています。
気を付けたいのは、液体が手についたままで目を擦るとものすごく痛いです!
塗り薬
腰痛、肩こり、筋肉痛

『Counterpain』というクリームです。奥の赤い箱が通常、手前の青い箱が清涼感が増したクールです。
我が家にはクールの方を置いていますが、湿布薬を塗ったような感じです。匂いも湿布薬。
塗った後はジーンと暖かくなってスースーします。匂いはきつめ。

虎が目印の『Tiger Balm』はクリームと体に貼るタイプの物もあります。
こちらの匂いは日本で言うサロンパスに近いです。赤は温感、白は涼感の違いがあります。
塗り薬はどちらも妊娠・授乳中の方の塗布は避けてください、とあります。
怪我、傷

『Bepanthen』という怪我や傷に塗る軟膏です。
白い無臭のクリームで、塗布した時に滲みたりしません。
擦り傷、ひび割れ、傷、軽い火傷などに効果があり、感染症などを起こさないための応急手当てに使えます。
小さい子供にも使えます。

液体の塗り薬です。『Betadine』という傷、火傷にきく薬です。
小さい切り傷、怪我、火傷のところに茶色い液体を塗布します。私はまだ使ってないですが、主人は怪我に染みる!痛い!と言っていました。
写真右の容器は液体ではなくクリームです。火傷の後によく効くそうです。

この緑の塗り薬は『Zem-Buk』と呼ばれています。こちらもハーブの塗り薬で、我が家では虫刺されに使っています。
効能は、痒み・傷・火傷・ひび割れetc. など様々あります。匂いの癖も塗った後の清涼感も強すぎないので、子供にもお勧めです。
痒みが消えた後も塗り続けていると皮膚が黒く沈着します!注意です!
こちらも痒み止め『Fenistil』。痒み・日焼け・火傷etc.に効果があります。
中は透明の無臭で、塗り続けても黒ずんだりしないので、薬剤師に勧められて娘の虫刺されにはこちらを使うようになりました!
Fenistil ー <痒み止め> 1日2〜4回 患部に塗る

アルコール消毒液です。『Ethyl Alcohol 70%』でアルコール成分が70%なので結構強めです。
コットンやガーゼに染み込ませて傷口の消毒などに使えますが、私は今のところ掃除でしか使ったことがありません。笑
腹痛

ウサギの絵が書いている白い液体『ヤータート・ナムカオ』。見た目は怪しいですが、腹痛や下痢、胃のムカつきに効きます。
湿布薬のようなツンとする匂いがして、飲むとドロっとした液体で胃が包まれるのを感じます。その後スーと気分か軽くなります。
私は以前吐き気を催した時にこれを飲んで楽になりました。

『Antacil Gel』も腹痛に聞きます。下痢というよりは胸やけ、消化不良、吐き気、ガスの溜まりなどに効果があります。
こちらも白いドロっとした液体です。
その他

絆創膏です。見れば分かりますが、大きさも様々で、ウォータープルーフのものもあります。
タイの絆創膏はどれも粘着が強いので、取った後にネバネバします。

虫除けのスプレーやクリームです。

クリームよりはスプレータイプの方がベタつかずいいですね。うちはこのスプレータイプのピンクを使用しています。
匂いが強めなので、子供向けではないです。
子供の薬
発熱、鎮痛


『Tempra』という子供用のシロップです。苺味とぶどう味があります。
医師や薬剤師のもとでしか処方はされません。子供の年齢によって飲む量も違うので、決められた用量にしたがってください。
Tempra ー <発熱、鎮痛> 4~6時間おき、1日5回まで。生後6ヶ月〜6歳までの子供
鼻水


『Aqua Maris』という鼻の洗浄液。上手く鼻がかめない子供にプッシュして塩水で洗浄するもの。
ワンプッシュで液が鼻からタラーと出てきます。意外と勢いが強いので、嫌がる子供もいます。
大人にも使えるので、うちは常備しています。

『Dimetapp』は鼻水やくしゃみに効くシロップです。これはグレープ味。
病院でもらったものなので、薬局で同じ瓶に入っているかは分かりませんが、医師や薬剤師しか処方できません。
咳

咳止めのシロップ『Medinova』グレープ味。こちらも医師や薬剤師から処方してもらいます。
軟膏


『Bepanthen』は赤ちゃんのおしりなどがオムツでかぶれた時に塗る軟膏です。
白い無臭のクリームで、かぶれが酷い場合は、オムツを替える度に塗るのがいいそうです。
私の娘は足の一部がカサカサになっていた時にこのクリームを塗ると1日で治りました。
便秘

『Glycerin』は便秘気味の赤ちゃんのお尻に入れる坐剤です。
娘が離乳食初期の頃、便秘が4~5日続き、硬いウンチでお尻が切れて血が出ていました。
なので、ウンチが出る前にお尻に入れ、中で溶けると柔らかく出てくる坐剤です。
透明で柔らかいので、入れるときも痛がりません。
今は便秘ではなくなったので使用していませんが、こちらも薬剤師または医師から処方されます。
虫除け、日焼け止め

赤ちゃん用の虫除けはいろんな種類がありますが、こちらの『Baybee』はオーガニックのスプレー。
大人の手にスプレーして広げてから子供に塗っています。多少匂いはありますが、大人の虫除けより匂いが弱く、あまりベタつきません。
スプレーが苦手な方は、子供の洋服に貼るスティッカータイプの虫除けもたくさんあります。薬局、コンビニで簡単に手に入ります。

日差しが強いタイでは必需品です。
基本的にタイではSPF50+ 以上のものを見かけません。
子供に合わせて SPF30や50、オーガニックな物も売っています。日焼け止めも薬局やコンビニなど、どこでも手軽に購入できます。
薬局の種類

ショッピングモールやスーパー、街の至る所に薬局はあり、基本的に薬剤師常駐しています。
薬剤師からしか購入できないものは、レジカウンターの後ろにあるので、声をかける必要がありますが、基本薬剤師には英語が通じます。
バンコクなら日本語が喋れる方のいる薬局もあります。


『Watsons』や『Boots』も有名なチェーン店ですが、化粧品が多く、薬品の品数はそんなに多くないです。
まとめ
タイは日本のように、風邪の総合薬がありません。
薬関係は基本的に医師や薬剤師から処方されるので、気軽に風邪薬を買うのは難しいですが、それぞれ効果は高いです。
『現地の風邪は現地の薬で治す』とアメリカにいた頃に教わりました。なので、日本の薬をいくら大量に持ってきてても中々咳が治らない。。。という場合もあります。
もちろん自分が普段から使い慣れたお薬を使うのが1番いいですが、もしタイにいる時に急な腹痛や風邪を引いてしまった時、このブログを参考にしてみてください。
なお、私が普段から服用している薬なので、全ての人に合うわけではないです。自分の判断で購入するより、まずは医師や薬剤師に相談することをお勧めします。
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